「松江水燈路(読み方:まつえすいとうろ)」最終日となる10月31日。今年の千秋楽は土曜日。たくさんの人で賑わいました。
千秋楽のメインイベント「いにしえの光と音」
今年も、松江水燈路千秋楽の恒例イベント「いにしえの光と音」が松江城二の丸上の段で開催されました。
天守閣を彩る尼子太鼓&和傘&キャンドル
「いにしえの光と音」に出演された方々は次の通り。
- 尼子太鼓(太鼓演奏)
- empfangen-candle(キャンドルデコレーション)
- 和傘工房初音(和傘ライトアップ)
尼子太鼓の太鼓演奏
演奏は19時と20時の2回。ライトアップされた松江城をバックに勇壮な音が響きました。
堀尾吉晴公が松江城を築城する前、出雲国一帯を治めていたのは広瀬・月山富田城を本拠とした尼子氏。その後、月山富田城の城主は毛利氏、堀尾氏と移り変わり、最終的に堀尾氏は居城を松江城に移します。
そういった歴史的な背景もあって、尼子太鼓の皆さんは毎年水燈路最終日に松江城で演奏を続けているんだそうです。
empfangen-candle キャンドル展示
玉湯町玉造の「はこぶね 玉造アートボックス」のオープンにも携わられ、ご夫婦でキャンドル製作をしておられるempfangen-candle(エンファンゲンキャンドル)さんのキャンドル展示。
水燈路の行灯の光とはまた違った趣があり、幻想的な光景を演出してくれました。
明るさも結構あったので手持ちで何とかいけました。
ここで、とある撮影イベントの皆さんと遭遇。嬉しいご縁がありました。
和傘工房初音(和傘ライトアップ)
米子市に店舗を構えオリジナルの和傘を製作販売しておられる和傘工房初音さん。今年も和傘を組み合わせたオブジェが綺麗にライトアップされていました。
天守閣と同じフレームに入るように置かれているので、たくさんのカメラマンがカメラを向けていました。手持ちではちょっときつかったので三脚で撮影。
撮影をしていると、お一人の女性から声をかけられました。和傘と一緒に記念撮影を撮って欲しいとスマホを渡されたのですが、お顔がうまく映りませんでした。ここで人物撮影をするにはストロボが必須ですね…
フォーゲルパークのペンギンが松江城に出張!?
今年は、松江フォーゲルパークのペンギンが松江城に登場。
鳥を型どった「ねぶた型行灯」も置かれていました。
この隣には記念撮影ブースが設置され、親子連れの方々が行列を作っていました。12月のフォーゲルパークのイベント告知も兼ねていたようですね。
興雲閣で公式テーマソング「水燈路に行きましょう」ライブ演奏
興雲閣は今年改修工事が完了し、お披露目の意味もあって水燈路の関連イベントが多く行われました。松江城天守閣と二の丸の行灯が一望できる絶好のスポット。特にライブ演奏には最適の場所だと思います。
いよいよ2015年の松江水燈路の最終イベント。興雲閣前で「水燈路に行きましょう」のライブ演奏が行われました。
演奏は、作曲された小早川恵子さん、そして、まい&れいれいさん。今年もチーム水燈路の一員として携わってきただけに、心に響くライブ演奏でした。
最後は、「ミスター水燈路」こと松江観光協会の小玉さんの挨拶で締め。会場は暖かい拍手に包まれました。
「亀田山喫茶室」〜興雲閣に立ち込めるコーヒーの香り
さて、この興雲閣工事完了に合わせて、1階に「亀田山喫茶室」というカフェがオープンしました。松江城のある山の名前が「亀田山」であることから、このネーミングになったんだそうです。
ちなみに、亀田山喫茶室の立ち上げには、私も普段親しくしてもらっているタパタパ基地のお二人が尽力されたそうです。
水燈路期間中、秋の屋外の撮影で冷えた体をここのコーヒーで温めてもらいました。
天候に恵まれた「松江水燈路 2015」
行灯の最大の弱点は「雨」。雨天になると行灯は撤収されてしまいます。
昨年の最終日は雨に降られて太鼓楼の中でのファイナルイベントとなりましたが、今年は快晴。
振り返れば、今年の10月は初日こそ雨に降られましたが、それ以後はずっと天候に恵まれ、私も撮影を楽しむことができました。
松江水燈路について
このサイトに松江水燈路についてのコラムを投稿しています。水燈路についてもっと知りたいという方はぜひご覧くださいませ。
松江水燈路〜秋の城下町を彩る行灯ライトアップイベント | Nagatani Jungo Photography
松江の秋の風物詩「松江水燈路(まつえすいとうろ)」を紹介します。国宝・松江城やその周辺(塩見縄手、武家屋敷、島根県庁、カラコロ工房など)に行灯が並べられ、多くの観光客の目を楽しませてくれます。