大阪市天満宮の天神祭、広島県厳島神社の管絃祭とともに日本三大船神事の一つといわれる松江「ホーランエンヤ」。
10年に一度ということで、県内外から多くの方が訪れました。
最終日となる5月26日(日)の「還御祭(かんぎょさい)」の撮影に行きました。
ホーランエンヤの見どころ
ビル街を行く櫂伝馬船(かいでんません)
色とりどりに装飾された5隻の櫂伝馬船。ある意味、このお祭りの主役です。
剣櫂(けんがい)
舳先で剣をかたどった櫂を持って踊ります。若い男性が務めます。
舳先に陣取り、剣をかたどった長さ1m強の櫂、その名も剣櫂を、自由自在に操り勇壮に踊る。歌舞伎風衣装に横綱や化粧回しを模したものをまとう。古くから民衆が憧れて止まない歌舞伎役者と力士を象徴し、天に向かって大見得を切るその姿は正に櫂伝馬船の主役。激しい身のこなしが要求されることから、中学生から青年が務める。
ホーランエンヤとは | 見どころ
采振(ざいふり)
剣櫂と対をなす、色鮮やかな着物に身を包んだ女姿の花形役者。両手にするのは七色の布(または民芸紙)を重ねつけた采(ざい)と呼ばれる竹の棒。艫に置かれた四斗樽の上に立ち、限界まで上体を反り返し、天空目がけて華麗に采を振る。船から落ちんばかりの身のこなしは必見。体の柔らかさが求められている。
ホーランエンヤとは | 見どころ
くにびき大橋
還御祭(かんぎょさい)阿太加夜神社から城山稲荷神社まで。初日(5月18日)の渡御祭(とぎょさい)とは逆の経路になります。
くにびき大橋と新大橋の間で2周。当初は3周の予定でしたが、気温の上昇に配慮し予定が変更されました。
新大橋
くにびき大橋で粘って撮影していたため、新大橋周辺の撮影にはやや遅れた感じ。松江大橋に近づくにつれて人の数が増え、ほとんど枚数は撮れていません。
松江大橋
祭りも大詰めです。橋の上にも川べりにもたくさんの人。松江にこれだけの人が集まるのは水郷祭のときぐらいでしょうか。
橋をくぐるときは、倒して進みます。
宍道湖大橋
宍道湖大橋にもたくさんの人。最後に宍道湖大橋と松江大橋の間を回ります。
祭りの後
櫂伝馬踊が終わり、陸に上がる皆さん。この日は最高気温が30度を超え、日差しも強く、暑い中で大変だったと思います。お疲れさまでした。
この日は日差しが強く、水面に光が乱反射する状態での撮影となりました。PLフィルターを持って行くべきでした。
スマホで撮影した動画
カメラで撮影しながら、スマホで動画を撮ってました。雰囲気が伝わるでしょうか。
次回は10年後
携わっている皆さんの「伝える」「繋げる」という思いに心を打たれました。
日に焼けながらも撮影を楽しむことができました。次回の開催は2029年。またこうして撮影に行きたいですね。
ホーランエンヤ撮影での装備
スマホのアプリで確認すると、この日歩いた距離は約7キロ。バックパック型のカメラバックを選んだのは正解でした。
ショルダー型のバッグだと、片方の肩に負担かかってしまいます。バックパックは、体にかかる重さは同じですが、均等に重さがかかるので、体への負担が軽減されます。
私が使っているのは、ピークデザインというメーカーから出ている「エブリデイバックパック」。カメラバックとしての機能性が高い上にデザインも良いので、普段使いとしても気に入っています。